大腸がんは、早期発見できれば高い確率で治すことの出来る病気です。
40歳を過ぎたら一度検査を受けましょう
40歳を超えると大腸がんのリスクが上昇しはじめます。大腸がんは、自覚症状が出るときには進行していることが多く、症状が特にない方にも40歳を超えたら大腸カメラ検査を受けるようお勧めします。早期発見により内視鏡治療が可能な病変が多いのも大腸がんの特徴です。大腸カメラ検査では、早期大腸がんや前がん病変のポリープも検査中切除し治療することが可能です。また、親族に大腸がんを発症した方がいる場合や症状がある場合、便潜血検査で陽性になった場合は、40歳になるのを待たず、できるだけ早く検査を受けることをお勧めします。
大腸内視鏡検査を推奨する方
1.血便・便潜血陽性の方や慢性の下痢・便秘の方
2.親族が大腸癌・大腸ポリープと診断された方
3.アルコール・お肉をよく摂取する40代・50代の働き盛りの方
4.お腹に張り感がある方や便が細くなってきた方
5.便が細くなってきた方
当院の大腸カメラの特長
特長1.眠ってできる内視鏡「胃カメラで苦しかった」、「大腸カメラで痛かった」など不安が強くお悩みの方は、リラックスして検査を受けていただくために、鎮静剤・鎮痛剤を用いて検査を行うことが可能です。眠っている状態で検査を行うので、痛みを感じることなく楽に検査が受けられます。多くの方に「知らないうちに検査が終わっていた」と、満足して頂いております。検査後は寝たままベッドで移動して、1時間程度ゆっくり休んでいただきます。 |
特長2.土曜日も検査可能平日、土曜日ともに胃カメラ、大腸カメラ検査を行なっています。平日は仕事などで検査を受けることが難しい方のために、土曜日も内視鏡検査を受けられる体制を整えております。平日にお越しいただくことができない方も、安心して土曜日に検査が受けられます。 |
特長3.日帰り内視鏡治療検査中に見つけた大腸ポリープは、検査と同時に切除することができます。小さなポリープのうちに切除することで大腸がんの予防につながります。大腸ポリープ切除は、日帰りで安心して治療を受けることができます。ただしポリープの大きさや個数によって、入院可能な施設で治療をお勧めする場合があります。 |
特長4.苦痛の少ない炭酸ガス送気装置炭酸ガス(CO2)の送気装置の使用により、一般的に内視鏡で使用されている空気に比べて検査中の「お腹の張り」や検査後の「腹痛」が少なく楽に検査を受けることができます。患者様からも検査後の苦痛が少ないと高く評価いただいております。 |
特長5.個室での下剤内服大腸カメラに服用していただく下剤を、トイレ付き完全個室のプライベート空間で服用していただいています。下剤を飲み排便が終わるまでの時間が快適です。下剤の飲み方がわからないときは近くのスタッフにすぐに質問ができるので便利です。 |
特長6.消化器内視鏡専門医による検査胃カメラ1万5000件以上、大腸カメラ1万件以上の経験を持つ日本消化器内視鏡学会専門医が、過剰ではなく、適正・確実・最良の知識と技術を持って検査を行います。検査後も、わかりやすく丁寧に説明し、患者さんの気持ちに寄り添い可能な限りの不安を取り除きます。 |
特長7.消化器内視鏡技師資格を持つ看護師クオリティーの高い内視鏡検査・治療を実現するために、当院には「日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡技師(消化器内視鏡技師)」の資格を有するがスタッフが勤務しています。消化器内視鏡技師は、内視鏡検査や治療の助手、内視鏡装置の管理、整備などを行います。消化器内視鏡専門医+消化器内視鏡技師のセットで、より検査の質、安全性が高まると考えています。患者さんの不安をできるだけ軽くし、リラックスして治療や検査を的確に受けられるようにサポートします。 |
特長8.最高峰の内視鏡システムBLI、LCIシステムを搭載した富士フイルム最高峰内視鏡システムを導入しています。通常の観察に加えて、粘膜表層の血管や構造を強調させる「Blue LASER Imaging(BLI)機能」や、画像の赤色領域のわずかな違いを強調させて表示する画像処理機能「Linked Color Imaging(LCI)」を搭載し、より精度の高い検査が可能になりました。必要に応じて病変の、粘膜表層の微細な血管や構造を強調し観察することで早期に腫瘍や炎症を発見することが可能となりました。BLIやLCIの技術を組み合わせることで、より正確な診断を行うことができます。 |
大腸がんは、40歳前後から急増!!
近年、日本人の食の欧米化により動物性脂肪の過剰摂取、野菜や果物などの摂取不足による食物繊維不足、アルコール、喫煙、睡眠不足、運動不足などを基盤として、大腸ポリープや大腸がんが急増しています。大腸がん患者の大部分は50歳以上で、男女とも40歳ころから急増します。40歳になったら、定期的に大腸がん検診を受け、早期発見をすることが重要です。大腸がんは他のがんよりも比較的治りやすいがんであり、大腸ポリープはもちろん、大腸がんであっても早期の段階で発見すればほとんどの場合、内視鏡治療のみで治ってしまいます。
慢性的な便秘や下痢は、ストレスによる「過敏性腸症候群」の疑いがあります。
下痢や便秘など通便異常にともなう腹痛や腹部不快感が慢性的に繰り返される場合は、「過敏性腸症候群」の可能性もあります。この病気は、現代のストレス社会で急増している病気のひとつです。治療は、食事療法や運動療法、お薬による治療を行っていきます。
福岡市内にお住まいの方
大腸がん検診……自己負担500円
(福岡市にお住まいの方で40歳以上の方)
- 検便での検査になります。
- その他の地域の方は、各自治体にお尋ねください。
当院の内視鏡カメラの特徴
◎麻酔で眠ったまま検査(カメラ挿入の痛みがない)
- 麻酔を利用される場合は、お車でのご来院が出来ません。
大腸内視鏡検査
当日の検査の流れ